かねてより寄稿しておりました論文がこのほど「静脈学」にweb公開されました。
この2編はともに新しい手術手技による臨床報告で、幸いなことに迅速な審査を経て、
世に出ることができました。まさにラッキーな論文です。
最近の「静脈学」の編集体制はかつてないほど充実しており、
今回も質の高い秀逸な査読を受けることができました。
時に図表作成の提案や考察部分の論点整理に関して、著者の気づかない部分についても、
建設的な助言をいただくこともあり、査読委員の高い見識と人間性に頭の下がる思いです。
小生も、時に論文の評価側に立つことがありますが・・・、
査読に際しては、極力中立でフェアな意見を述べることを心掛けています。
投稿者からは査読者の姿が見えないため、覆面をかぶった状態での天上からのコメントは、
その人の良識や学問的姿勢が問われることになると考えています。
真剣勝負の場であるほど、公正中立な意見の重さが際立ちます。
まさに「武士道」の精神。
編集および査読にボランティアとして奉仕されておられる先生方のこれまでの
ご苦労とご尽力に対し、会員の一人として心より感謝申し上げます。
15年来の恩師・広川雅之先生が大会長として東京で開催された学会へ行って参りました。
テーマは「つどい、かたらう、静脈学」 ・・・Nice!
2年間WEB開催が続いていた大会ですが、現地でのface to faceでの議論は久しぶりです。
懐かしいお顔にも出会えて充実した2泊3日を過ごすことができました。
無事に発表も終わり、新たなモチベーションのきっかけをもらって、もう少しだけ頑張ってみようかと心新たにしております。
濃厚な情報交換にお付き合い頂いた皆々様、楽しい時間をありがとうございました。
来年は四国松山市で八杉会長の元に開催予定・・・今から楽しみにしています。
このほど学会から特別会員に推挙承認され推戴状が送付されました。
そうそうたる先輩方が居並ぶ名簿に、自分の名前が加わっているのが嬉しいような恥ずかしいような・・・
「評議員としての長年の貢献に対して・・・」という理由らしいのですが、会誌への投稿論文や学会抄録についての査読を依頼されたり、たまに学術総会で司会進行をさせてもらう程度のことなので、誠に過分なこととありがたく感じいっております。
確かに振り返ると、熊大第一外科在籍中の血管外科スタートから数えて40年近く血管外科に係わって仕事を続けさせてもらっていますので、長年といえば長年です。
年を取っても好きなことを仕事に出来て幸せな65歳です。
神様・仏様・キリスト様を始め、八百万の神々に感謝したい気持ちです。
昨年8月のデルタ株の感染者数と比べて、今年念頭からのオミクロン株の圧倒的な数と
時間(総面積)の差に驚きです。
終息しつつあるとはいえ、この山まだまだピークアウトしていません。
幸いなことに重症化する人は少なく死亡者数も多くないのがせめてもの救い。
このまま感染が収まって健康被害が無くなっていくことを切に望みます。
ブレーキ解除はゆっくり目が吉かと・・・
久留米大学の元教授・明石先生が主宰された学会に行ってまいりました。
今年は第50回の記念大会で、過去の大会を振り返って展示する特設コーナーが設けられ、小生も少しお手伝いさせてもらいました。
第23回大会は熊本で開催されており、当時30代の末席の助手時代に宮内教授の元、学会準備に走り回った頃が懐かしく思い出されれます。
シンポジウムでの発表と仰せつかった座長の任を無事に終えて戻ってまいりました。
久々の現地開催で、しばらくぶりに顔を合わせる旧知の先生方ともお会いでき有益な情報交換ができました。
もう少しだけ頑張ってみようかなと心を新たにしております。
2010年の寅年に開院ですので、干支が一回り。
満12歳、数え年13年目になりました。
開院した時に生まれた赤ちゃんが中学生になっているはず・・・
沢山の御縁とサポートのお陰でここまで来ることができました。
これからも一年一年大切に丁寧に仕事を続けていこうと決意を新たにしています。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
日本外科学会が熊本の地で初めて開催されています。
熊本大学の外科学講座の歴史は、大正11年(1922年)の開講以来、今年でちょうど100年。
長年の悲願であった日本外科学会の開催が実現しました。
教授就任以来、臨床と研究と教育のバランスを取りながら熱のこもった教室作りを続けてきた外科学会会頭・馬場秀夫先生に、教室OBの一人として最大限の敬意と感謝を表したいと思います。
この記念すべき大会で演題発表できたことを誇りに思います。
今夜は(も?)ささやかに祝杯です。
ドイツの雑誌です。
昨年秋に執筆を依頼されていた原稿がこのほどnet配信されました。
E-journal とか E-magazine とか呼ばれる発刊物らしいです。
地球の裏側から私のプレゼンをweb視聴、メールで執筆依頼、
数回のやり取りを経てweb上で発刊。
一昔前までは想像もできない世界が、コロナとともに目の前にあります。
不思議な感覚です、良い経験になりました。
生涯最後のフルマラソンかも、と意を決してエントリーしていた大会が中止になりました。
実走大会がことごとくウェブ開催になり、すっかりモチベーションダウンしていたところ、
大会本部から完走メダルとFinisher's タオルが送られてきました。
完走していないのに、なんだか気恥ずかしいような・・・
でも主催者側としても、作ってしまったものをどうしたらよいか処理に困ったのだろうけど・・・
というわけで、有難くいただきました。
びっくりしたのは、後日参加費を返金します、とのことで2度びっくりです。
さすが薩摩隼人の心意気です。
チェストー! (使い方違うかも)
今年もお気遣いいただき誠にありがとうございます。
ええ、お陰様で元気にしております。
まあコロナ禍の影響で多少仕事は暇ですけど、まあこれも良い機会とジムで体動かしたり、
本を読んで勉強したりと、それなりに過ごしておりますよ。
つい先だって満65歳になりましてね、同世代の方々は今年3月で定年退職をお迎えになる、
そんな年頃でございます。
あとどのくらい仕事ができるか先のことは皆目分かりませんが、人様のお役に立てる間は、
これまでの経験を生かして、きっちりとした職人仕事を丁寧に続けたいと思って居りますよ。
まあそんな訳で、また今後ともよろしくお願いいたします。
寒い時期なんでね、皆様には風邪など召しませんよう、お気を付けくださいませ。