医師会病院に来ています。
お正月に来た時は、小児科は熱発さん多数で外来診察は9時間待ち。
今日は診察待ちが少なくて外来受付は平和な佇まいです。
熊本市は医療福祉制度が充実しており、小児科は自己負担なしで診察が受けられます。
微熱や咳など親御さんが少しでも気になれば、夜間や休日でも公的病院が対応しますので、いつでも無料で診察を受けることができます。
ただし、医療資源には限界があります。
医師も看護師も検査室も薬局も事務も、加えてお金も無限大に用意されているわけではありません。
不要と思われる血液検査やCT検査を希望されることもあります。
タクシー代わりに救急車で来院される方もいます。
日本の医療保険制度は、フリーアクセスが保証されていて、誰もが自由に医療機関を受診することができます。
世界に誇る素晴らしい仕組みなんですが、なんでもフリーだと制度疲労を起こします。
もし仮に食堂やレストランが、24時間フリー(無料)になってしまうと、無駄な注文や食べ残しが多くなり、最後には資源が枯渇します。
また、そこで働く人たちのモチベーションやサービスの質が低下していくことも容易に想像されます。
フリー(無料)は素晴らしいし、本来とても有難いことなんですが、片やその弊害もあるのかな、と提供する側の一人として感じています。
一旦フリーにした仕組みを変えるのは、相当な工夫と説明が必要になります。
限りある資源を大切にしたいと思います。
桜満開の仙台に来ています。
発表も無事に終わって青葉城を散策、城下を見下ろす伊達政宗公です。
大学院時代から数えて5度目の仙台、年齢的に考えても今回が最後かもしれません。
拝聴した武富理事長の講演によると、日本の外科医師数が年々減少傾向にあるとのこと。
その理由として①夜間や週末に及ぶ過酷な長時間労働、②サービス残業による他科との
相対的低賃金、加えて③年々増大する訴訟リスクやモンスターパーソンの存在が
その背景因子らしいです。
日常の現場で身近に指導を受けている医学生や初期研修医から、もっと尊敬と憧れの眼差しを得られるよう、職場環境の整備と処遇改善が喫緊のテーマとのことでした。
絶滅危惧種にも近い我が国の外科医ですが、忍耐とやり甲斐の強要だけでは、後進が
続かないのも無理はありません。
外科学に対する熱い情熱に加えて、冷静できめの細かいな分析の元、危機感を共有できた
すばらしい理事長講演でした。
昔ながらの「自己犠牲」と「滅私奉公」の精神だけでは、日本のエッセンシャルワークが
機能不全に陥ってしまい、将来維持できなくなる可能性をひしひしと感じました。
目の前の好きな仕事に没頭しワーカホリックに陥って、あまり自己主張をしてこなかった
我々先輩外科医にも責任の一端があるのかも知れません・・・
ブラック企業に人が集まらないのは、ある意味当然の現象です。
今起きていることは、過去の出来事の蓄積による必然です。
ただ単に「がんばれ、がんばれ」と後輩を応援するだけではもはや解決しない問題であり、
新たな視点からの知恵や工夫が必要な局面に入っているように感じました。
勇気をもって自己主張することが、社会にとって有益なことがあります。
長崎へ勉強に行ってきました。
長崎血管外科クリニックの多田先生が主宰された地方会です。
多田先生のほとばしる情熱が随所に現れた素晴らしいプログラムでした。
周到な準備の元に、おもてなしの精神にもあふれた多彩な内容に感銘を受けて帰ってきました。
スタッフの方々のチームワークとhospitalityにも感謝です。
さて来年は熊本での開催予定です。
準備せねば
お気に入りの大会です。
スタート前には、会場内のテントで地元の方がぜんざいや焼き牡蠣を販売。
道中はイチゴやミニトマトが供されます。
水分のほとんどをイチゴで摂取しイチゴ腹でフィニッシュしました。
レース後はアオサの味噌汁とおにぎりでのおもてなしを受けて、
幸せな気持ちで帰路につきました。
先週の人吉ハーフの疲れが残っているせいか、レースそのものは低調な結果で、
何をしにいったやら、です
トレーニング不足も問題ですが、疲れが残るのも問題。
70歳近くになると、あちこち問題だらけです。
そこは年の功で何とかします、たぶん、知らんけど・・・
今年最初の大会は玉名市で開催されたマラニック。
玉名市役所をスタートして金栗さんの旧家(記念館)を折り返す13.6kmのコースです。
年末に体調を壊して、阿久根と伊万里のハーフを棄権。
やっとこさ回復して臨みました。
なにせ数え年で古稀らしく、この年まで走れることにまず感謝です。
帰路久しぶりに木の葉の温泉を訪ねて満足の一日でした。
この先はハーフ5連戦の予定。
まずはスタートラインに立てるよう準備することですね。
週末は三社参り。
地元の氏神様藤崎宮を手始めに、西浦荒神さん、足手荒神さんと駆け足でお参りし、
新しいお札を頂いてきました。
新しい1年のスタートです。
今年は数え年で「古稀」を迎えるのでは、という話も出ており、うかうかしてはおられません。
心と体を整えて、現役外科医師として体調万全で仕事に向かいたいと思います。
今年一年どうぞよろしくお願い申し上げます。
週末は1泊2日で長崎へ
毎年この時期に義理の父のお墓参りで長崎を訪ね、そのついでに大会にも参加させてもらっています。
今年は関東から娘と孫も合流して賑やかな2日間でした。
熊本も埼玉も海からは遠く、沢山の種類の船の往来に興奮して楽しそうでした。
孫の小さい時期はあっという間に過ぎていきます。
幸せな時間に感謝です。
文化の日、和水町は快晴の青空でした。
昨年は劇坂コース(ハーフ)に挑んで惨敗、今年は自重して10Kにエントリーしました。
金栗さんの生まれ故郷は、里山やせせらぎに囲まれた日本の原風景が広がっています。
10年来通っていますが、故郷に帰省したかのような落ち着いた心持になり、大好きな場所のひとつです。
ここ数年来、野口みずきさんがゲスト参加。
アテネ五輪の金メダリストながら、優しく思いやりにあふれた豊かな人間性が魅了的なアスリートです。
実績と人柄の両面が素晴らしい。
平凡な記録でフィニッシュしましたが、今年もスタートラインに立てたことを有難く思います。
また来年です。
熊本県水俣市出身のシンガーソングライター
もし生きていたら、どれだけたくさんの名曲を作っていただろうか
才能と寿命の冷徹な相反
早世した天才を懐かしんでいます
一押しは「踊り子」です
https://www.youtube.com/watch?v=qBi4qbk6nXc
最近、珍しく頭脳労働を強いられていて、数日間大脳皮質をフル回転させました。
なんかよくわからなくなって、血圧は上がるは、脈は飛ぶわで少し休みが必要な状態です。
息抜きにネットサーフィンしていたら、最高の作品、グッチ裕三さんに出会いました。
高校生の時に下手くそバンドで演奏していた楽曲。
音楽は人を救うパワーがあります。ありがとう裕三さん。
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