日本外科学会が熊本の地で初めて開催されています。
熊本大学の外科学講座の歴史は、大正11年(1922年)の開講以来、今年でちょうど100年。
長年の悲願であった日本外科学会の開催が実現しました。
教授就任以来、臨床と研究と教育のバランスを取りながら熱のこもった教室作りを続けてきた外科学会会頭・馬場秀夫先生に、教室OBの一人として最大限の敬意と感謝を表したいと思います。
この記念すべき大会で演題発表できたことを誇りに思います。
今夜は(も?)ささやかに祝杯です。
ドイツの雑誌です。
昨年秋に執筆を依頼されていた原稿がこのほどnet配信されました。
E-journal とか E-magazine とか呼ばれる発刊物らしいです。
地球の裏側から私のプレゼンをweb視聴、メールで執筆依頼、
数回のやり取りを経てweb上で発刊。
一昔前までは想像もできない世界が、コロナとともに目の前にあります。
不思議な感覚です、良い経験になりました。
生涯最後のフルマラソンかも、と意を決してエントリーしていた大会が中止になりました。
実走大会がことごとくウェブ開催になり、すっかりモチベーションダウンしていたところ、
大会本部から完走メダルとFinisher's タオルが送られてきました。
完走していないのに、なんだか気恥ずかしいような・・・
でも主催者側としても、作ってしまったものをどうしたらよいか処理に困ったのだろうけど・・・
というわけで、有難くいただきました。
びっくりしたのは、後日参加費を返金します、とのことで2度びっくりです。
さすが薩摩隼人の心意気です。
チェストー! (使い方違うかも)
今年もお気遣いいただき誠にありがとうございます。
ええ、お陰様で元気にしております。
まあコロナ禍の影響で多少仕事は暇ですけど、まあこれも良い機会とジムで体動かしたり、
本を読んで勉強したりと、それなりに過ごしておりますよ。
つい先だって満65歳になりましてね、同世代の方々は今年3月で定年退職をお迎えになる、
そんな年頃でございます。
あとどのくらい仕事ができるか先のことは皆目分かりませんが、人様のお役に立てる間は、
これまでの経験を生かして、きっちりとした職人仕事を丁寧に続けたいと思って居りますよ。
まあそんな訳で、また今後ともよろしくお願いいたします。
寒い時期なんでね、皆様には風邪など召しませんよう、お気を付けくださいませ。
半年前のデルタ波に比べると、立ち上がりが急峻です。
感染力も強く友人(開業医)にも感染者が出ており猛威を振るっています。
幸い重症者や死亡例は少なく、数日間の安静療養で症状軽快する人が多いのが救いです。
人の動きが原因なのではなくて、ウイルス側の事情によるもののような気がします。
もう少しの辛抱です。
罹らないように、うつさないように、それぞれに注意して過ごしましょう。
コロナの影響を受けて少し物足りない症例数でしたが、
優秀なスタッフの協力もあって、qualityの高い手術治療を続けることができた1年でした。
また論文4本、国際学会発表2回、国内学会発表5回、セミナー講演2回と
老体に鞭打って自分なりにアカデミックな活動ができた1年だったと思います。
御用納めの会では、65歳の誕生日を皆に祝ってもらいプレゼントも頂いて幸せなひと時でした。
教育職や公的病院に勤務している同世代の人たちが現役を一旦退く年頃・・・
自分自身が登っている山道をこれからどうやって降りるのかを考える年齢になりました。
現役外科医でいる限りは安全で確実な手術を提供するべく、
これからもより質の高い医療を追求したと思います。
来年もよろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。
皆様、良いお年をお迎えください。
学会雑誌に投稿していた論文が受理され”本日公開”との連絡を受けました。
まさにクリスマスプレゼントです・・・ありがたや
下肢静脈瘤の術後におきる神経障害の発生率とその回避策に関して、
今年1年間ずーっと熱心に取り組んできたテーマなんですが、
その観察結果と予防策の成果をまとめた2作が完成です。
1) 少しでも術後合併症の少ない、「安全な」手術をすること
2) また少しでも再発の少ない、「確実な」手術をすること
・・・すなわち安全性と確実性、
この2点をこれからも愚直に追求していきたいと思います。
昨年に引き続き、今年もコロナ感染症に右往左往と振り回されたあわただしい一年でした。
熊本ではもう1月以上も新規感染患者が出ておらず、来年以降は果たしてどうなるのかと思います。
海外では新しい株が蔓延し感染者数の増大が連日報道されていますが・・・
このグラフ、来年はどんな波になるのでしょうか?
できることは限られていますが、3密を避けてベーシックな感染予防対策を地道に続けて行く他はなさそうですね。
2010年5月に開院して以来、本日手術症例が8000例に達しました。
ストリッピング手術からレーザー治療へと術式の変遷はありますが、
低侵襲で合併症の少ない手術を目指して、治療法は日々進歩しています。
「千里の道も1歩から」
これからも1例1例を丁寧に、質の高い治療を続けていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。