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  • 2020年06月03日(水)05時18分

6月の通勤路

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6月になりました。
いつもの通勤風景に変化がみられます。

黄色い帽子をかぶった小学1年生が通学しています。
両脇に上級生がエスコート。
4月の入学以降、自宅学習が続いていたのでドキドキの登校ではないでしょうか?
遠くに住む孫も今年は入学なので同じように登校しているのかも。
がんばれ新入生。

何でもない日常が少しずつ戻ってきていることがうれしいですね。

  • 2020年05月24日(日)05時43分

結果オーライ?

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明らかにピークアウトしています。
4月上旬ごろが発症のピークということがわかります。

現在、我国で亡くなった方は799名。
米国は9万人で日本の100倍です。
以下、英国3万、イタリア3万、スペイン2万、フランス2万・・・

韓国や台湾のような準戦時下国家と異なり、都市をロックアウトすることも無く、PCR検査体制の構築も後手後手に回り、政策的には脆弱な体制下において、奇跡の様な現状です。

マスク、手洗い、おしぼり、入浴習慣、握手やハグをしない、室内で靴を履かない、BCG接種、コロナに対する自然免疫、規律を守る国民性、等々複合的な背景因子が有利に働いたのでしょう。
そういえば、神社にお参りにするときに日本人は、手を洗い口をゆすぎ、わが身を清めてお参りします。
何かに守られているのかも知れません。有難いことです。

  • 2020年05月03日(日)08時15分

開院10周年

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2010年5月の開院から丸10年が経ちました。

10年前、不安だらけのスタートでしたが、スタッフに恵まれ友人に恵まれて
多くの人の援助や運にも恵まれて何とか10年間続けることができました。
これまでの沢山のご縁に感謝です。

いつもなら祝宴を開いてみんなで祝杯を挙げるのが常なのですが、
・・・今年は自粛です。
スタッフから手作りのアルバムを贈ってもらいました。
10年間の歩みをしみじみとかみしめています。
いつも心遣いをありがとうございます。

コロナ感染が一段落したら仕切り直しをして祝杯を挙げたいと思います。

  • 2020年04月26日(日)07時55分

Why Japanese people ?

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Why ? 
死者が少ない・・・Japan paradox !

春節時沢山の中国人観光客が入国し、政府の対応も欧米ほどには厳しくない。
ニューヨークやパリ、ロンドンとは様子が異なります。

東アジアの先進各国(台湾、韓国、シンガポールなど)もなぜか死者が少ないです。
一説には・・・BCG接種率の差?

真偽はともかく今のところはかろうじて持ちこたえている感じ。
気を緩めずにsocial distanceを保ってワクチンを待ちましょう。

  • 2020年04月24日(金)16時32分

こーどーへんよー

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あなた行動が変よ! ・・・ではありません。

家人はこれまで花を買うことはあっても植えることはありませんでした。
土いじりは嫌いです、と公言しておった位です。
人混みを避けステイホームなので、行動が変容です。

私の場合、マラソン大会か学会か飲み会かで手帳が埋まるのがコロナ前。
今ではすべてが自粛・延期・中止でスケジュールは真っ白です。
放課後の部活もジム休館になり、いよいよやることが無くなってしまいました。

時短診療で日も長くなり人混みを避けて近場を徘徊して一日が終わります。

  • 2020年04月07日(火)08時42分

集・近・閉

いよいよ緊急事態宣言が発令されます・・・時期としてはBINGO

三密も良いけど「えーっと、なんだったっけ」と中身を紐解くのに時間がかかります。

そこで「集・近・閉」

集: 集まらない、集会を避ける
近: 近づかない、距離を置く、ソーシャルディスタンス= 2 m間隔
閉: 閉鎖空間はだめ、密閉した場所を避ける

ライブハウス、ナイトクラブ、ゲームセンター、居酒屋やカラオケ店での宴会などは
集・近・閉なので危険・・・ここ1~2か月は辛抱です。

  • 2020年04月05日(日)06時30分

ICU

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東京や大阪で新規感染者が急増中。
これは、普通に考えて「とてもまずい状況」が迫っている証拠。

政府や都道府県知事が不要不急の外出を自粛するように要請してはいるが・・・
感染者数が今後頭落ちになれば何より幸いな事ですが・・・

ここは危機管理の原則に従って、
重症患者の受け入れ先を確認し整備しておくことが急務であろう。
気になる我が国の人口当たりのICUベッド数は・・・ドイツの1/6、イタリアの1/2。
さらに経験のある医師や看護師などのマンパワーが潤沢に必要で、
加えて人工呼吸器やECMOなどの医療資源も十分量確保する必要がある。
ICU満床=医療崩壊を意味する。

関係各方面、抜かりなく準備万端とは思うが・・・
後手後手に回れば、東京が今のニューヨークになる日はあっという間かもしれない。

  • 2020年03月27日(金)08時39分

オーバーシュート前夜

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欧米各国で感染爆発(オーバーシュート)がみられています。
それぞれに感染対策の歴史もあり、医療水準も決して低くはないはずなのに・・・軒並みの爆発です。

本日時点での死者数を順に列挙すると(中国除く)
1位 イタリア 8215
2位 スペイン 4365
3位 イラン  2234
4位 フランス 1696
5位 米国   1201
6位 英国    578
7位 ドイツ   267
8位 スイス   191
9位 韓国    131
~Johns Hopkins University HPより引用~

なんとG7のうち5か国がBest10にランクイン。
中国との経済交流が活発な国およびその周辺国での死者者が多いのが特徴です。
日本での死者は現在47名と際立って少なく、政府の方針や行政の対応がそこそこ適切で、
国民がおおむね自制的に行動している証拠だと思います。

医療崩壊=感染爆発です・・・油断は禁物

  • 2020年03月15日(日)07時55分

PCR検査

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PCR検査が100%の正診率であれば問題は無いのですが、不必要に検査をしたばっかりに、
現地でいろんな混乱が起きています。
新型コロナウイルスのPCR検査を誰にすべきか?
日本方式のメリット・デメリットについてまとめました。

1)偽陰性(ぎいんせい)
発熱症状のある感染患者でも検査の結果で「陰性」となること。
えええっつ、そんなことあるの?と驚く人いますが、
現在約2割くらいの確率でおきています。
この場合、検査の感度は80%になります・・・その程度の検査なんです。
インフルエンザの検査でも良くあることですね。
本当は陽性患者なので自宅で静養すべきなのに、検査で「陰性」と診断されたので、
あー良かったと胸をなでおろして、翌日から電車に乗り、会社へ出勤し、
外食に出かけ、感染を広めることになる。
こんなことなら、検査を受けずに自宅でじっとしておいてくれたら良かったのに、ということ

2)疑陽性(ぎようせい)
症状もなく健康体なのに、"不安だから調べてほしい"と本人が希望して検査を受けた結果、
本来陰性なのに、たまたま検査結果で「陽性」と診断されてしまうこと。
えっつ、そんなことってあるんですか?・・・あります、それが疑陽性・・・数%
本当は健康なのに、隔離され感染者と同じ場所にいるので、そのうち
感染してしまい、本当の患者になってしまう。
検査を受けに行かなければ、感染も隔離もなかったのに、というパターン。
さすがに、今の日本にはこのパターンはないが、韓国やイタリアでは問題となっています。
健康な人が、入院ベッドを占領し、貴重な医療資源を消費するので、
本当に必要な重症者の対応が手薄になる。医療崩壊の一因。
何でもかんでも検査すれば良い、というわけでもないですね。
PCR検査の特異度(病気でない人をちゃんと陰性と診断する能力)は100%ではありません。
不安よりも安全を優先させましょう。

3)院内感染、院外感染・・・"病気をもらいに病院へ"
健康な人が検査を受けに病院にいくと、そこで感染者からウイルスをもらうこと。
病院にいかなければ健康だったのに、病気をもらいにわざわざ病院に行った、ということになります。
ウイルス検査をドライブスルーにしても、(ある国のように)検査者が手袋も変えずに流れ作業のように検体採取をしてしまうと、流れ作業のように健康な人へウイルスを移す様な事になりかねない。
不要な検査目的の受診が結果として感染拡大の一因になるパターン。

というわけで、今の日本では幸いなことに上記1)2)3)が少なく、医療崩壊を免れているのが現状。
何でもかんでも検査すればよい、ということにはなりません・・・今のコロナウイルスPCRの正診率は良くて7割ていど。
大腸ファイバーや肺がんのCT検査等(たぶん正診率99%以上)とは比べ物にならないくらいお粗末な代物です。
検査をうけることのデメリットを知っておく必要があります。

早期発見早期治療が大切だ、という人もいますが・・・発見しても治療法がありません。自宅にいることが一番社会のためになります。

今のPCR検査は万能ではない、時に危険性すらある、という認識です。
きちんと周知・報道して、国民の誤解を解いてあげることも行政やメディアの仕事。

  • 2020年03月14日(土)08時51分

欧州の光と影

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イタリアでのコロナウイルスの感染が止まりません。
政府は緊急事態宣言を出して感染拡大を封じ込めようと必死です。

ちょうど1年前の3月、中国の経済圏構想「一帯一路」にG7として初めて正式に参加表明し覚書を締結。
ジェノバ港を中国資本に提供することを承認し、中国本土から欧州への足掛かりとなるハブ港が誕生しました。

近年、中国企業はインテルやACミランなどを傘下に収めており、北イタリアにある綺羅星輝く一流の高級ファッションブランドの下請け工場は次々と中国資本によって買い取られ、中国本土からは30万人をこえる労働者が次々と移住定住しています。
急増した中国人村の治安維持のために、中国籍の警察官が北イタリアの地方都市に公務員として採用され、中国人による警察権が日常的に行使されています。

北イタリアは中国との交流密度が高く、春節の時期に中国人労働者やその家族が大移動し、さらに中国からの大量の観光客の往来もあり、今回の混乱が生じたものと考えられます。

EUの中では財政緊縮政策を続けてきたために医療資源がソフト・ハードともに少なく、ラテン系の気ままで楽天的な国民性、ハグやキスが日常的な生活スタイルとも相まって感染拡大を後押しした形となり、むしろ気の毒な気さえします。

一方、ドイツは世界有数の工業国として財源が豊富で、医療機関の充実ぶりは質・量ともにEUで最高レベル。国民や公務員の規律も日本に匹敵するくらいの最高レベル。その結果、感染者に対する死亡率は驚くほど低く保たれています。

狭いエリアに多くの国と人種と歴史が重なり、混沌としつつも魅力的な欧州が一日も早く感染終息をするのを祈るばかりです。
ってか、日本は大丈夫なのか?

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