今年から保険適応になったラジオ波(高周波)治療装置を導入しました。
従来の波長980nmのレーザーに加えて、最先端の治療法が加わったことにより、
手術の選択肢がさらに広がりました。
患者さんの不全静脈の状態に応じた術式を選択して、より質の高い手術を追及していきたいと思います。
朝ランの途中で小学生の集団に遭遇。みんな首にカードをぶら下げてます。
校庭でラジオ体操が始まりました。
おおーっつ!好ましいです。素敵です。
日本の夏休みです。
娯楽の少ない小学校の頃、
毎朝のラジオ体操、学校のプール、夕方から町内ソフトボール大会の練習が日課でした。
さらに終盤の今頃は、夏休みの宿題提出で間際の四苦八苦。
朝晩の涼しさがこの世の無常を諭し教えるかの如き恨めしさでした。
年を取ってから、昔の自分を思い出すのもある意味「新発見」ですね。
下肢静脈瘤の歴史について調べ物をしておりましたところ
ストリッピング手術の発明者であるバブコックのことが気になり
この数日間ずっとバブコックの追っかけをしておりました。
そして・・・ついに本日、彼に巡り合うことができました。
1872年米国New York州生まれ
1907年ストリッピング手術の論文発表
この写真は1903年にPhiladelphiaのテンプル大学
Samaritan Hospitalに部長として着任したころのものか?
当時31歳?
この4年後に歴史的な論文
"A new operation for the extirpation of varicose veins of the legs."を
New York Medical Journalに発表しています。
バブコックの名前だけは昔から知っていましたが、
写真に出会うとより親しみを感じます。
バブコック先生も自分の写真が100年以上もたって
東洋の血管外科医によってネット上にアップされるとは
思ってもみなかったでしょうね。
昨年鹿児島で開かれた集まりが今年は熊本で開催され
主幹の一人として参加しました。
さて担当は・・・おもてなし係=お酒選び・・・得意分野?
パーティでは球磨焼酎を2種、イモ焼酎を2種セレクト。
ワインは菊鹿のシャルドネとカルベネソーミニオン。
地酒はれいざん、ずいよう、こうろを冷やして、と・・・
お土産は球磨焼酎の鳥飼と川辺を準備しました。
にわかソムリエとしては満足のラインナップです。
県外からのゲストにもご満足頂いた様子で、
この日のために数か月間相当量の県産品を吟味してきた甲斐がありました。
はい相当量を吟味しました。
好きこそものの上手なれか?
ただの酒飲みですか・・・
全身の筋肉に嵐を巻き起こした怒涛の風呂掃除から5日目。
台風8号も北へ去り、大きな被害をもたらすことなく熊本市内には
又平穏な日々が戻ってまいりました。
さてつい昨日のこと、何年も利用している契約駐車場のパスカードが見当たりません。
出庫直前に気がついてプチパニックです。
記憶が・・・あいまい・・・ん?・・・ぼけた・・・?
とりあえず契約先へ連絡しなければと思っていたところ、先方から携帯に連絡があり
「お取り忘れのパスカードがこちらへ届いています」とのこと。
あーっ、なんてすばらしい国でしょう。
この国に生まれて良かった。つくづくそう思いました。
どこのどなたか存じ上げませんが・・・届けてくれた方に感謝です。
ありがとう。感激しました。
年を重ねて体や脳は日々退化する一方ですが、
心だけでもきちんとしとかんといかんばい、と思った今日この頃です。
背筋が伸びました。
息子夫婦が孫を連れて帰省するというので週末は久しぶりの大掃除でした。
夫婦2日がかりで片づけした結果はビニール袋10個分のごみ。
お爺さんは1時間以上かけて慣れない風呂掃除に精を出したせいか、
なんか体のあちこちが変な感じになってます。
季節外れの台風も近づいており飛行機が予定通りに飛んでくれたら良いのだが・・・
自然の猛威の前に人は全く無力ですね。
通勤の途中、ふと目にしたお寺の言葉です。
気になって何度も読み直しては反芻します。
忘れたころに、又目にしてはドキッとします。
悟りの世界から遠い凡人は言葉を身近に置いておく必要があります。
雨が降ったりやんだりの梅雨空ですが、空ければ灼熱の太陽が顔を出します。
季節も生活も巡り巡っていきます。
まさに Life goes on ですね。
政府は来年にも混合診療への法整備を始めるとのことですが・・・
いろいろ調べてみると、国民にとって大変な負担増が生じることになりそうです。
1 混合診療を解禁する
2 新しい技術が混合診療になる
3 そのための患者負担は自費となる=混合診療
4 公的負担の軽減で財政は改善される
・・・というシナリオなのですが・・・
問題は・・・「新しい技術が今後は公的保険でカバーされなくなる」可能性大ということです。
つまり、混合診療の自費部分は新しいタイプの民間保険に頼ることになります。
自動車事故の保険が、自賠責と任意保険の二階建て構造になっているのと一緒です。
ということは・・・「任意保険」が必要になってきます。
新しい医療技術が登場するたびに、それをカバーする民間の任意保険が商品化され、お金に余裕のある人たちは毎年より高額な民間保険に乗り換えるというパターンです。月に5~10万の出費もあり得ます。
新しい民間保険を払えない人たちは新しい治療が受けられなくなります。
まさに貧富の差が生じます。
アメリカの現実・・・医療費の個人負担率が超高額・・・将来の日本の姿・・・という可能性ありです。
本来は国論を二分する話なのですが、メディアのフォーカスがあっていないのが心配です。
熊本テルサで開催された医療セミナーで講演してきました。
定員をこえる視聴希望があり抽選をしたとのこと。
聴衆の皆さんの健康に対する関心の深さと熱意を感じました。
「下肢静脈瘤治療の進歩」というテーマで約50分の講演。
無事に終了しほっとしているところです。
大学病院時代は全身麻酔で1~2週間の入院手術が当たり前でしたので、
確かに最近の静脈瘤治療の進歩には目を見張るものがあります。
8年間ずっと勉強してきたことが、認められ求められるのは
医師として最も幸せなこととありがたく思います。
これまで支えていただいた関係各位に改めて感謝申し上げます。
宮崎県えびの市にお邪魔しました。
3年連続の参加です。
昨年からハーフマラソンが始まり、スタートとフィニッシュもコカ・コーラ工場に変更になっています。
広い敷地に芝生が広がるナイスな場所です。
さて2013-14シーズンの最終レースは・・・
雨がふりそうな曇り空の下、アップダウンに苦しみながらもハーフを完走です。
昨秋に始まった今季はフルを3つ、ハーフを4つ、10Kを4つと盛りだくさんの1年でした。何とか無事に怪我なく過ごせたことに感謝です。
タイムはともかく、です。
明日からはまた地道にトレーニングです。Outputばかりでは中身が枯渇します。充電も必要。
それはそうと・・・帰路立ち寄った道の駅に「泥つきラッキョ」がおいてありまして・・・何でも挑戦と買い求めましたが・・・帰宅後大量のラッキョの皮むきに難儀しました(嫁が)。何でも手作りって大変なんですね。
4年前の今日オープンしました。
満4歳の誕生日です。
開業前に先輩クリニックの見学に上京した際に、ふと明治神宮に立ち寄りました。
開国間もない維新のころ、欧米列強に追いつこうと明治天皇が詠まれた歌が胸に響いて大変勇気づけられた事を思い出します。
独立開業前の不安な時期に、背中をぐぐっと押してもらった感じです。
おみくじは神木に結わえるのが習わしですが・・・
その言葉と離れがたく熊本へ持ち帰り今も身近にあります。
いつまでも初心を忘れないようにしたいです。
南関町へお邪魔しました。
出迎えてくれたのは南関町のキャラクター「なんかんトッパ丸君」です。
気温15度、曇り空のもと約1000人のランナーと10Kを走りました。
ゆっくり走って無事完走。
今回2度目の参加ですが、地元の人の手作り感が温かく感じられる
ナイスな運営でした。またお邪魔したくなります。
お土産は御当地の名産品、塩山食品の「南関あげ」です。
日持ちがします。
帰路、少し遠回りをして平山温泉へ。
県北#1の名湯で疲れを癒して満足の一日でした。
単調になりがちな毎日の仕事ですが、頭や体に適度な刺激は必要。
心もリフレッシュ完了です。
沖縄県名護市へ行ってきました。
会場は沖縄サミットが開催された万国津梁館。
青い海が眼下に広がる抜群のロケーションです。
ビデオプレゼンとパネルディスカッションの後は、光栄にも
広川雅之先生と共に座長の役を仰せつかり充実した2日間でした。
さて近日中に最新のレーザー装置(1470nm, radial fiber)や
高性能のラジオ波も「保険診療」で使用できるようになります。
待ちに待った展開です。
科学技術の進歩に伴い日本での下肢静脈瘤治療も
新しい局面を迎えそうです。
デバイスは日々進化しますが、それを使いこなすのは外科医の腕。
これまで同様に安全で確実な手術手技を更に極めたいと思いました。
海を渡る風が心地よく、それだけでも最高な気分でしたが・・・
頑張った自分へのご褒美は・・・やっぱこれでした。
桜満開の京都へお邪魔しました。
宝ヶ池の国際会議場で若い研究者達に混じってのプレゼンテーション。
今から30年前、大学院生の時にこの場所でプレゼンしたことを思い出します。
初めての英語での発表でした。
たしか国際静脈学会議だったと思います。
イタリア人座長の質問に上手く答えきれずにしどろもどろになってしまい、
共著者の教授に助け舟を出してもらって事なきを得ました。
長らくお世話になった恩師との懐かしい想い出の一つです。
あれからずいぶん年を重ねましたが、まだもう少し頑張れそうです。
鴨川沿いの桜並木も「おきばりやす」と老学徒を応援・・・と勝手に解釈。
研究者には楽観的視点も大切ですね。
古都のパワーをたっぷりチャージし
明日から又日常の診療に戻り、職人の仕事に励みます。
毎日の通勤で通る自宅近くの公園です。
春の日差しを浴びて一日一日花びらの数が増えていきます。
開業して丸四年。
今年もまたこの場所で桜の花に出会うことが出来ました。
青い空とのコントラストが何ともいえません。
まことに有難いです。
民主党政権から自民党政権へ。
東北の震災や九州新幹線の開通。
娘が県外へ進学したり、犬がいなくなったり、孫が生まれたりと
少しずつですが周りは変化していきます。
毎日の時間は淡々と過ぎていきますが、
その時その時を大切にして仕事を続けたいと思います。
来月名護市で開催される学会講演の準備をしておりました、
・・・ところ・・・偶然見つけたビギンの楽曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=8zXtfTRoY_k
自然体で、繊細で、優しい感性にあふれています。
音の向こうに景色や感情がせつなく広がる名曲です。
三人の子供達を県外へ送り出したその時々を思い出しました。
ステージの上三人には相通じる品格があり、チームとしての
抜群の信頼感オーラがこちらに届くのが心地よいですね。
大学を卒業して間もなく、那覇市の病院に1年間出向したことがあり、
沖縄は第二の故郷です。
鹿児島、沖縄、オハイオと第二の故郷が沢山あって幸せな自分です。
ソーキそばとオリオンビール、今から楽しみです。
オリオンビールの方はこちらで・・・
http://www.youtube.com/watch?v=36NolVPEvTA
そうですよ、今年で2年目です。
先月中旬頃からクリニックでお仕事させてもらってます。
主に9時ー6時のカウンター業務です。
まあ、一種の季節労働ですかね。
はい、平成5年に縁あって長崎から来ました。
そりゃあもう長い間、二人で寂しく暗い箱の中におりましたから
こうして陽の目を浴びて皆さんの前でお仕事できるのがうれしいですね。
わざわざ熊本まで来た甲斐もありますです。
ええ、見られるのは好きですよ・・・仕事ですしね。
じろじろ見られても、もう今はぜんぜんOKです。
でも触られるのは・・・ちょっとですね・・・
今日は昼から雨みたいですね。
明日のマラソンも雨ですかね・・・ホント好きですよね・・・大変ですよね。
はい、あと3日間頑張ります。
クリニックの看板娘を嫁に送り出しました。
八代での豪華な祝宴にお呼ばれして、
さらに新郎新婦に祝辞を送る大役まで仰せつかり恐縮でした。
「長所を伸ばす」という言葉を二人に送りましたが、
自分の理解していることを自分の言葉で伝えることが
最も誠実なスピーチと考えました。
大切に育てた娘が嫁に行くのは一抹の淋しさもありますが・・・
明日から又一緒に仕事をしてもらいます。
嫁に行っても家族は家族です。
地元での開催です。
会場はクリニックから歩いて3分の「鶴屋ホール」。
朝9時スタートの一番バッターで発表しセッション終了と同時にクリニックへ戻り、
午前中に一例目の手術を行いました。
午後からは20年来の旧友を迎えて手術を2例。
勉強熱心な見学者達に良い刺激をもらいました。
Thank you, Dr. Sakakibara.